3月1日:ローマ帝国の4分統治(テトラルキア)はじまる

293年3月1日 - ローマ東方正帝ディオクレティアヌスが、ガレリウスを東方副帝、コンスタンティウス・クロルスを西方副帝とし、西方正帝マクシミアヌスとあわせて4人が帝位につくテトラルキア(4分統治)が始まる。
テトラルキアによる領域

軍人皇帝時代に終止符を打ったディオクレティアヌス帝は、長い内乱によって疲弊し政治的に不安定な中で、
広大な領土を支配する必要があった。
まず共同皇帝制を利用して帝国領を2分し、
その上でそれぞれの副帝(皇帝の補佐官)に互いの領域を更に分与することで帝国領を4分した。

それぞれが管理する領土を分割する以上、当然ながら各々の領土の中心となる「首都」も4つに分かれた。
その過程で、唯一の都であったローマはどの皇帝領においても首都とされなかった。
広大化した帝国を効率的に治めることを目的としたテトラルキアにおいては、発祥の地であるローマよりも、
それぞれの皇帝領を維持する上で有利な地理的条件のある土地が選ばれた。

◆ニコメディア
東方正帝ディオクレティアヌスの都。現トルコ領イズミット

◆シルミウム
東方副帝ガレリウスの都。現セルビア領スレムスカ・ミトロヴィツァ (Sremska Mitrovica) 。

◆メディオラヌム
西方正帝マクシミアヌスの都。現イタリア領ミラノ

◆アウグスタ・トレウェロルム
西方副帝コンスタンティウス・クロルスの都。現ドイツ領トリーア

四分統治記念像
<四分統治記念像(1204年にコンスタンティノポリスの宮殿から略奪された斑岩製彫刻で現在はヴェネチアのサン・マルコ広場に設置)>













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