7月19日:芸術への処刑、美術館の大掃除『退廃芸術展』開催

1937年7月19日 - ミュンヘンでナチスドイツの宣伝省の手により退廃芸術展が開催される。
退廃芸術

退廃芸術(たいはいげいじゅつ、ドイツ語:Entartete Kunst, 英語: degenerate art)とは、ナチスが近代美術を、道徳的・人種的に堕落したもので、ドイツの社会や民族感情を害するものであるとして禁止するために打ち出した芸術観である。

近代芸術を身体的・精神的な病気の表れである「退廃」だと論じ、ゴッホ、セザンヌ、ムンク、フランツ・マルク、マックス・エルンスト、カンディンスキー、シャガール、パウル・クレーなどドイツ人ばかりでなく、多数のフランス人、オーストリア人、ポーランド人、ロシア人、スイス人、ノルウェー人などの芸術家が退廃芸術科の烙印を押された。
なお、皮肉なことに、退廃芸術の理論を構築した人物は、マックス・ノルダウというユダヤ人知識人であった。

展示作品はドイツ各地の20ヶ所以上の美術館から、ポスト印象派、表現主義、新即物主義、幾何学的抽象などの作品を押収し、その数は絵画5,000点、版画12,000点など膨大な数に登った。
退廃芸術展

退廃芸術展はミュンヘン大学付属考古学研究所の2階建ての建物で1937年7月19日より始まり、11月30日までの4ヶ月で展覧会場に押し寄せた観客数は200万人超という驚くべき数字になった。

この展示会の結果、ドイツ国内から近代美術の名作が国外に散逸、また退廃芸術科の烙印を押された者はドイツ国内での創作活動はおろか生活基盤さえ失うこととなり、戦後もドイツの芸術界は長い低迷期を迎えることになる。












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