6月29日:画家パウル・クレー 逝く

1940年6月29日 - パウル・クレー(Paul Klee、1879年12月18日 - 1940年6月29日)没。享年60歳。
20世紀のスイス画家、美術理論家。
セネシオ

ワシリー・カンディンスキーらとともに青騎士グループを結成し、バウハウスでも教鞭をとった。
その作風は表現主義、超現実主義などのいずれにも属さない、独特のものである。

Paul Klee
1933年のナチス政権の成立とともにはじまった前衛芸術の弾圧はクレーにも及び、
批判も激化する。
美術学校からの休職の通達やアトリエの家宅捜索を受けたクレーは身の危険を感じた妻リリーの促しもあり、生まれ故郷のスイス・ベルンに亡命した。

しかしドイツ国内の銀行口座が凍結され、経済的な困窮に陥る。
更に亡命の2年後に原因不明の難病である皮膚硬化症が発症し、晩年の5年間は療養と闘病のなかで制作を行うことになった。

ナチスによる弾圧は「退廃芸術展」へのクレー作品の展示、ドイツ国内の公的コレクションの押収にまで及んだ。
忘れっぽい天使

ベルンのショースハルデン墓地にあるクレーの墓石には「この世では、ついに私は理解されない。なぜならいまだ生を享けていないものたちのもとに、死者のもとに、私はいるのだから」というクレーの言葉が刻まれている。



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